食道・胃静脈瘤の所見
食道静脈瘤の治療
内視鏡的治療適応
出血例や出血既往のある待機例は絶対適応。
予防としてはF2以上、またはF因子に関係なく発赤所見陽性(特にRC2−3)が積極的な治療適応。
胃静脈瘤も基本的に治療適応は同じ。
出血時の対応
また、肝硬変患者が吐血で来院した場合は、内視鏡の準備ができるまでSBチューブを挿入。
バイタルサインを維持。
PPIの投与、必要に応じ輸血などを考慮。
保存的治療
①薬物治療は、βブロッカーが門脈圧低下作用、1次・2次出血予防効果あり。
②静脈瘤の上にびらん・潰瘍ができると出血するのでPPIも検討。
食道静脈瘤のフォロー
肝硬変では必ず1年に1回は胃カメラで静脈瘤をチェックすること。