風邪の症状、鑑別
鼻汁、咽頭痛、咳、痰、発熱、頭痛、関節痛などがみられる。
発熱や局所症状が強い場合はただの感冒ではない可能性があり、他疾患を鑑別すること。
インフルエンザ、コロナ、肺炎・気管支炎、扁桃炎、副鼻腔炎、発熱・不明熱などを参照。
上気道症状への対症療法
上気道症状への一般的な処方薬は以下。
数日分程度処方し、改善が乏しい場合は診断を見直す。
症状 | 代表的薬剤 |
鼻水 | ロラタジン(クラリチン®︎)10mg 1T1×夕食後 レボセチリジン(ザイザル®︎)5mg 1T1×就寝前 ※いずれも感冒には適応なし。アレルギー性鼻炎に適応。 |
去痰剤 | カルボシステイン(ムコダイン®︎)500mg3T3×毎食後 |
咽頭痛 | トラネキサム酸(トランサミン®︎)250mg6T3×毎食後 |
鎮咳剤 | デキストロメトルファン(メジコン®︎)15mg6T3×毎食後 チペピジンヒベンズ酸塩(アスベリン®︎)20mg6T3×毎食後 |
発熱・頭痛 | アセトアミノフェン200mg2T1×発熱・頭痛時 |
※風邪と診断できる場合は抗菌薬は不要。