腎臓

蛋白尿|鑑別・検査フローチャートなど

蛋白尿の鑑別

障害部位によって出てくる蛋白が異なる。

  • 糸球体障害 → アルブミン、BenceーJones蛋白
  • 尿細管障害 → α1、β2ミクログロブリンやNAG
  • 横紋筋融解や溶血 → ミオグロビンやヘモグロビン

蛋白尿の検査フローチャート

蛋白尿陽性の時の検査フローチャート

※以下の表は慢性腎臓病の表。急性の変化などの時は早めに腎臓内科へ紹介を。

※腹部エコーで腎臓の形態、大きさ、水腎症の有無などをチェックしておくこと。

※糖尿病や高血圧など基礎疾患あればその対応も行うこと。

CKDステージ分類
日本腎臓学会作成、日本医師会監修

蛋白尿を伴う高血圧

腎不全悪化を抑制するためには尿蛋白量0.3g/日以下をめざす。

具体的に蛋白尿を減らすには、

  • 血圧を下げる(特にARBなど RA系阻害薬)
  • 蛋白制限

をおこなうことが重要。

ARB例)テルミサルタン(ミカルディス®︎)20mg1T1×朝食後

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