整形外科

ステロイド性骨粗鬆症|症状・検査/診断・治療

ステロイド性骨粗鬆症の対応

経口ステロイドによる椎体骨折のリスクは約3~6ヶ月でピークとなる。

ステロイドを3ヶ月以上投与する場合

骨粗鬆症のリスクとなるため、骨粗鬆症治療薬の投与を検討する。

以下、「ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン2014年改訂版」をもとに骨粗鬆症治療薬の適応、選択判断をおこない、ステロイド投与開始直前・当初から開始すること。

①骨折危険因子をスコアで評価

(前提)経口ステロイドを3ヶ月以上使用中あるいは使用予定

危険因子スコア
既存骨折なし0
あり7
年齢<500
50≦ <652
≧654
ステロイド投与量
(PSL換算mg/日)
<50
5≦ <7.51
≧7.54
腰椎骨密度
(%YAM)
≧800
70≦ <802
<704

スコア<3→経過観察(定期的にスコアを見直す)

スコア≧3→薬物療法

②ステロイド性骨粗鬆症の薬物療法

第一選択:
アレンドロン酸、リセドロン酸

代替え治療薬:
遺伝子組み換えテリパラチド、イバンドロネート、アルファカルシドール、カルシトリオール

例)アレンドロン酸(ボナロン®︎フォサマック®︎)35mg1T1×起床時 週1回

原発性骨粗鬆症

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