現在、クォンティフェロン®TBゴールドプラス(QFT-4G)と,T-SPOT®. TBの2種類があり、施設で行っている方を行う。
結核特異抗原に刺激されてIFN-γが産生されることを利用した検査のため、陽性だと感染している可能性は高いが発病しているかはわからず、陰性でも感染の否定はできないので注意する。
高齢者では免疫応答が弱くなるため、偽陰性になりやすく注意を要する。
※IGRAのみ陽性の場合で、肺に問題がない場合は潜在性感染(未発病)や、腸結核、脊椎カリエスなどほかの結核感染も考えること。
感染症法で二類感染症に分類されるため、診断後ただちに医師は最寄りの保健所長に発生報告を届け出る義務がある。
結核の対応をしている専門病院への紹介を行う。
肺結核と同様の標準治療として以下の4剤による多剤併用療法を2ヶ月間行う。
その後、INHとRFPの2剤を4ヶ月間投与する。
肝障害がある場合はPZAなしで9ヶ月間以上の治療を行う。
イソニアジド(INH)(イスコチン®)
主な副作用:肝障害・末梢神経炎・皮膚反応を伴う過敏症
リファンピシン(RFP)(リファジン®)
主な副作用:肝障害・胃腸障害・血小板減少による出血傾向
ピラジナミド(PZA)(ピラマイド®)
主な副作用:肝障害・関節痛・高尿酸血症
エタンブトール(EB)(エブトール®)
主な副作用:視力障害・末梢神経炎・皮疹
感染はしているが臨床的に発病していない場合を洗剤結核感染症(LTBI)という。
免疫能低下により発病リスクがある。
初感染者以外にも、発病リスクが高い既感染者も積極的に治療する方向性になっている。
標準治療はINH単剤6~9か月間。RFP単剤4か月間やINH+RFP3~4か月間なども提唱されている。