蕁麻疹の特徴
・かゆみを伴う紅斑・膨疹(湿疹)。皮疹は癒合傾向を認める。
・皮疹のひとつひとつは24時間以内に一旦消えるのが特徴。
蕁麻疹の原因
・食物や薬剤などのアレルギーや含有するヒスタミン
・運動誘発性
・接触性
・感染症
・コリン性 など
蕁麻疹の治療
①抗ヒスタミン薬(第二世代H1ブロッカー)
抗ヒスタミン薬が治療の基本。
a)運転について記載のない抗ヒスタミン薬
例)フェキソフェナジン(アレグラ®︎)60mg2T2×朝夕食後
例)ロラタジン(クラリチン®︎)10mg1T1×夕食後
b)運転注意の抗ヒスタミン薬
a)の薬で効果不足のときに検討。処方の際は運転について説明すること。
例)エバスチン(エバステル®︎)10mg1T1×夕食後
例)エピナスチン(アレジオン®︎)20mg1T1×夕食後
c)運転禁止の抗ヒスタミン薬
例)レボセチリジン(ザイザル®︎)5mg 1T1×就寝前
例)オロパタジン(アレロック®︎)5mg2T2×朝食後・就寝前
②点滴治療
症状が強い場合は点滴を併用することがある。
例)第一世代H1ブロッカーとリン酸エステル型ステロイドを併用。
dクロルフェニラミンマレイン酸塩(ポララミン®︎)5mg
+ベタメタゾン(リンデロン®︎)8mg
+生食100mL
③外用薬
蕁麻疹は内因性の原因であり不要。