頭痛鑑別フローチャート
片頭痛の診断
非拍動性は50%、両側性は40%に認める。90%は40歳までに発症する。
閃輝暗点や視覚消失、感覚症状、言語・運動症状など前兆の病歴も重要。日常生活で増悪する。
POUNDing criteriaが診断に有用。
以下5つのうち4つ以上で片頭痛(LR24と高い)。3つではLR3.5。
①Pulsatile qualitigy(拍動性)
②duration 4~72hOurs(4~72時間持続)
③Unilateral location(片側性)
④Nausea and vomiting(嘔気、嘔吐)
⑤Dusabling intensity(日常生活困難)
緊張型頭痛の診断
頭重感や締め付ける感じの痛みで、非拍動性。
緊張や、安静時に増悪し、体動で改善することも多い。
嘔気、嘔吐はない。30分~7日間持続する。
以下のうち2つ以上満たせば緊張型頭痛。
①頭頸部の両側性頭痛
②痛みは頭の圧迫感や 締め付け感であり、非拍動性
③痛みは軽度~中等度で日常生活を妨げない
④歩行や階段昇降など日常動作で悪化しない
カフェイン離脱症状
コーヒー2杯/日以上摂取している人は、カフェイン離脱症状が起きやすい。
最終摂取後12~24時間後から始まり、24~48時間でピーク、数日から数週程度持続する。
徐々に減量していくこと。
カフェイン離脱症状は以下。
・頭痛
・眠気
・不快気分、抑うつ気分、易怒性
・集中困難
・感冒用症状(嘔気・筋肉痛など)
※カフェイン含有量(厚労省)
・インスタントコーヒー:80mg/1杯
・コーヒー:60mg/100ml
・紅茶:30mg/100ml
・煎茶、ほうじ茶、ウーロン茶:20mg/100ml
・玄米茶:10mg/100ml