先日、後輩にEndoGelというESDのシミュレーターをやってもらいました。
EndoGelでESDの練習
好きな位置に病変を持ってきて、自由に切れるので初めてESDをするならやっぱりやっておいた方がいいでしょう。
ただ、定価で45000円するので何人かで同じ日にやるのが現実的でしょうね。
開封から5時間以内が使用期限となっています。
以前は豚の胃を使ってやってたみたいですが、準備がなかなか大変です。
いきなり人の体で練習するのも、今の時代、よくないでしょう。
気になった点
実際に使ってみて気になった点をいくつか挙げてみます。
- トリミングや白りしても病変が縮こまらない
- 粘膜下層や筋層の色が違って違和感
- マーキングしたところから局注液がメチャクチャもれる(弱くマーキングすれば解決)
- 血管もないので雑な切り方にはなる
こんな感じで気になる点はありますが、ある程度仕方ないでしょう。
ESDは独特なのでシミュレーターでまずは練習を
ESDって生検やEMRなどの他の内視鏡的手技と違って、動かして切っていく、というのが特徴的です。
初心者はこの感覚に慣れる必要があって、どう動かしたらどうナイフが進むか、というのを考えながらやらなければいけません。
そういうナイフ操作や、ESD全体の流れを自分でやってみる、という意味で、かなり有意義だでしょう。
実際、やってもらった感想として、めっちゃ難しい!けど楽しい!と後輩には言ってもらえました(笑)。
今までよりもESDの見学が充実したものになるかな?
もちろん、今回の練習だけでは明らかに実力不足だし、自信もないと思うので繰り返す必要があります。
ウチにはだいぶ前に買った?もらった?やつがあと数個あるので、もうちょっとまずは練習してもらおうと思います。