萎縮胆嚢
画像で胆嚢が確認できない、または縮小している(長径5cm未満など)状態を萎縮胆嚢という。
原因として慢性胆嚢炎や胆嚢低形成などがある。
充満結石などで胆嚢壁の詳細評価が難しい場合は、造影CTやMRIなども行うこと。
萎縮胆嚢の手術適応
以下所見があれば胆嚢癌合併の可能性あり手術適応(腹腔鏡下胆嚢摘出術)。
①充満結石
②胆嚢内腔の評価ができない
③炎症所見が乏しく胆嚢壁が肥厚
④胆管狭窄
⑤無石胆嚢炎
いずれも認めない場合は、半年〜1年ごとの画像フォローを行うこと。