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発熱性好中球減少症(FN)|症状・検査/診断・治療

発熱性好中球減少症(FN)

好中球が500/μL以下になり発熱をきたした状態 で内科的緊急疾患である。

好中球が少なく局所の炎症反応が弱いため熱源が不明なことが多い。

全身を毎日診察、検査することが大事。

FN発症のリスク:
65歳以上、進行癌、FNの既往歴、PS不良、腎障害、肝障害、心血管疾患、最近の手術歴、HIV感染など。

発熱性好中球減少症の治療

抗生剤

できるだけ早期に広域抗生剤を投与開始すること。

以下がポイント。

・緑膿菌は必ずカバー。
・グラム陽性球菌などで、MRSAの可能性がある場合はバンコマイシンも併用。
・腸管感染症など嫌気性菌が疑われる場合はメトロニダゾールを併用。
・各種培養も提出。

例)PIPC/TAZ(ゾシン®︎)1回4.5g 6時間ごと

例)CFPM(マキシピーム®︎)1回2g 8時間ごと

例)MEPM(メロペン®︎)1回1g 8時間ごと

例)VCM(バンコマイシン®︎)TDM

例)MTNZ(アネメトロ®︎)1回500mg 8時間ごと

G-CSF

保険適応の開始基準は、

好中球<500/μLか、好中球<1000/μLで38度以上の発熱

だが、以下参考に、各状況に応じて適切に使用すること。

(以下は日本癌治療学会 がん診療ガイドラインより一部改変引用)

新たに化学療法を開始する場合

化学療法レジメンによる発症率 患者個人のリスク G-CSF一次予防的投与
≧20% 推奨される
10〜20% FN発症または重症科のリスクが高いと考えられる因子をもつ患者 考慮される 上記以外の患者
<10% 推奨されない

2回目の化学療法前の患者評価

FNあるいはFNに伴う用量制限毒性あり| G-CSF使用| 抗癌薬の
減量あるいは治療法の変更 —|—|— G-CSF未使用 ↓ | 化学療法の減量・スケジュール変更が望ましくない| YES→ 二次的予防投与を考慮する NO→ 化学療法の減量・スケジュール変更を行う | FNがない、かつFNに伴う用量制限毒性なし| →| 直前の化学療法前の患者評価を繰り返す

無熱性好中球減少症

G-CSFのルーチン使用はすべきでない

発熱性好中球減少症を合併した患者

予防的G-CSF投与中 G-CSF続行
予防的G-CSF未投与 重症化高リスクなら G-CSF投与を検討する 重症化低リスクなら G-CSFのルーチン投与はすべきでない

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