急性前立腺炎の症状
発熱、排尿時痛、頻尿、残尿感、会陰部痛など。
男性の尿路感染症は稀であり、上記症状あればまず前立腺炎を疑う。
急性前立腺炎の所見・検査
・前立腺触診(直腸診)で圧痛(マッサージは禁)
・検尿一般で白血球陽性、沈渣で白血球5個/HPF以上認める(膿尿)
・血液検査で白血球・CRPの上昇
急性前立腺炎の治療
原因菌はグラム陰性桿菌がほとんど。
例)レボフロキサシン(クラビット®︎)500mg1T1× 2週間
重症化したり、尿閉をきたした場合は入院し血液・尿培養を提出した上で
例)セフトリアキソン2g1日1回
※難治性や慢性化している場合は、前立腺肥大症や癌の合併や慢性前立腺炎の可能性もあるため泌尿器科へ紹介すること。