はじめに:レジドクター運営者「Dr.ゆう」について
はじめまして、レジドクター運営者のDr.ゆうです。
普段は消化器内科医として働きながら、家庭では二児の父でもある、アラフォーの医師です。
レジドクターは医師の臨床や生活において役立つ情報をお届けしたいという思いで作ったサイトです。
実臨床では外来・病棟に関わらず、幅広い知識が求められます。しかし、全部の知識を1人で網羅するのはなかなか大変ですし、記憶や医師としての「カン」に頼るのも危険です。そこで、実臨床で出くわす疾患等を当サイトではまとめて、いつでも見られるようにしています。
また、私自身がやや特殊な経歴の医師人生を送っており、キャリア・転職について発信することでみなさんのお役に立てるかもしれないと考え、そういったことも発信しています。
目まぐるしく変わる医療の世界で、特にキャリアの岐路に立った後輩の先生方が、少しでも視野を広げ、自分らしい道を見つけるためのヒントになれば、これほど嬉しいことはありません。
私のキャリア遍歴:理想の働き方を求めて
私の経歴は、決して華やかなものではありません。むしろ、悩み、迷い、挑戦と失敗を繰り返してきた10年間でした。
【フェーズ1】地域医療への憧れと、初めての転職(医師1〜7年目)
地域の中核病院で初期・後期研修を終え、そのまま消化器内科のスタッフとしてキャリアをスタートしました。内視鏡の技術が伸びる時期でもあり、臨床の仕事は非常に充実していました。
しかし、私の原点は「町のお医者さん」。医師になった当初からの夢を諦めきれず、7年目に初めての転職を決意します。
とはいえ、いきなりクリニックで働く勇気はなく、まずはCTや病床のある有床診療所の門を叩きました。ここで学んだのは、病院とは異なる地域医療のリアルと、患者さんの生活に寄り添う医療の奥深さでした。この時の経験が、私のキャリアの幅を大きく広げてくれたと感じています。
【フェーズ2】管理職としての挑戦と葛藤(医師9年目〜)
その後、ご縁があって研修医時代にお世話になった診療所から声をかけていただき、30代前半で副所長として働く機会を得ました。さらにその数年後には、古巣の病院の消化器内科を立て直すため、科長として戻ることになります。
管理職として経験したのは、経営や「人を使う」ことの難しさです。本で学んだ通りにはいかず、自分の準備不足や実力不足を痛感する日々。挫折感も味わいました。
一方で、科長時代には部下が育っていく姿を間近で見られるという、大きなやりがいも感じることができました。チームのメンバーにはめぐまれていたと思います。
【フェーズ3】そして、フリーランスの道へ(現在)
科長としての3年間で、臨床医としても、管理者としても大きく成長できたと感じています。しかし、それと同時に日に日に大きくなっていったのが「責任の重さ」でした。30代の自分には、その重責が時に耐え難く、不安が消えることはありませんでした。
そこで私は、一度すべてをリセットし、身軽な状態で今後のキャリアを考えるために、常勤医を辞めてフリーランスになるという選択をしました。
現在は非常勤の仕事を掛け持ちしながら、家族との時間を大切にしつつ、このサイトを運営しています。もしかしたら来年度には、別の働き方をしているかもしれません。まだ分かりませんが、それも含めて、今は自分のキャリアをゆっくりと見つめ直す貴重な時間だと感じています。
また、転職する際は知人経由でない限り、転職サイトを利用することになると思いますが、診療科や都道府県によって最も求人数が多い転職サイトは異なります。有名転職サイトを診療科ー都道府県別に比較した記事を書いているので、転職サイトの利用を考える場合はそちらを参考にしてください。
https://residoctor.com/tenshokusite-joukin/
このサイトで、あなたに提供できる価値
私のユニークな経歴は、このサイトの信頼性の源泉です。
- キャリアのリアルな情報
転職サイトを使った転職、ヘッドハンティングによる転職、管理職経験、そしてフリーランス。私の全ての経験を基に、机上の空論ではない、血の通ったキャリア情報をお届けします。 - 臨床現場ですぐに使える知識
日々アップデートしている知識や経験を、若手の先生や研修医の方向けに分かりやすく解説します。 - 効率的な専門医試験対策
私自身が苦労した経験から、本当に役立った勉強法や問題集だけを厳選して紹介します。
最後に:後悔のないキャリアを、あなた自身の手に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
私がこのサイトを通じて、一番伝えたいメッセージは、たった一つです。
転職も、キャリアも、全てあなたの人生です。 誰かのせいにしなくていいように、そして何よりあなた自身が後悔しないように、自分の頭で考え、自分で選択してほしい、と心から願っています。
このサイトが、その選択のための一助となれば幸いです。
レジドクター
Dr.ゆう